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能登半島地震災害の被災地での活動②

ボランティア・ 市民活動支援センター 2024.10.29

2回目は、9月初めに訪問した活動についてご紹介します。

<第2回>
期日:9月4日(水)~7日(土)の3泊4日で能登半島を訪問
協力団体:北陸学院大学を通じて「輪島市社会福祉協議会災害たすけあいセンター」での活動に参加
活動地域:輪島市輪島地区
参加学生:7名(医療情報学科4名、理学療法学科2名、生物生産学科1名)
★この活動は、公益財団法人日本財団ボランティアセンターの共催で実施しました(財団負担金あり)

【スケジュール】
9/4 AM(移動)高崎→金沢(JR)、以降の移動はレンタカー利用
9/4PM 昼食後、JVOAD、石川県社協を訪問し、この災害の被害や支援活動について学習 (内灘教会泊)
9/5 AM/PM 9:30~15:00ころまで活動、輪島市内見学 (内灘教会泊)
9/6 AM/PM 9:30~15:00ころまで活動、内灘町液状化地域を見学 (内灘教会泊)
9/7 AM(移動)内灘町→金沢(レンタカー)、金沢→高崎(JR)

【活動内容】
・家財道具の片づけ・運び出し
・宿泊施設で使う絵画や花瓶などの道具類の運び出し・倉庫に移動

【地域の様子など】
輪島市の中心部、朝市通りなどがある地域を見学しましたが、火事が起きてしまった地域は、ある程度見渡せるくらいまで解体・整理されていました。地震で壊れてしまった家はまだそのままになっていました。工事車両・重機なども限りがあり、なかなか解体が進んでいないように見えました。
輪島市社会福祉協議会災害たすけあいセンターに到着し、活動の心構えのレクチャーを受けたのち、個別案件の必要な人数に分かれて現地まで移送してもらい、依頼者にお話を聞きながら活動を行いました。本学の学生も二手に分かれて、それぞれ依頼を受けた方のお宅で家財道具を運んだり、必要なものとそうでないものの仕分けのお手伝いをしました。
今回、輪島市内の旅館の片づけの応援にも入りました。宿泊施設は輪島市の主要産業で、地域の発展に欠かせない存在です。話を聞くと、外から見ると建物の破損があるように見えないのですが、電気も通じていないし、水道も使えないとのことでした。海が近く、高台で大変景色の良い場所だったので、休憩中に景色を見ながらお話を伺いました。震災当時、隆起したのは気づかなかったけれども、後からこの景色を見ると、海水面が下がり、遠くに見える島は大きくなったように見える、という話をされておられ、驚くことばかりでした。

◎学生の振り返り
*2日間を通して参加する前のイメージと違うと感じたことは復興の進捗具合が思ったよりも遅かったことだ。報道があまりされなくなっていたこともあり、もっと家屋の解体や水道などのライフラインが完全に復旧しているものだと思っていたため、そこのギャップは驚いた。
*ボランティア活動現場に向かう道中でも、私が考えていたよりももっと大きく被害を受けていました。震災から9か月という月日が経っても、通っている道路の隣の車線が崩れてなくなっていたり、街中に入っても倒壊した建物がそのままの状態になってて衝撃でした。能登半島という奥まった土地柄のために各地からの業者が入りにくく、滞在も困難なために中々作業を進めることができない、高齢者が多いので家屋から荷物を運び出すことも難しいなどという問題が立ちふさがり、こんなにも思うように復興できていない状態だとは知りませんでした。
*2度目のボランティアだと感じることが違いました。1度目は倒れている家屋や、散らばっている瓦礫に驚き、目を惹かれました。しかし2度目はそれだけでなく、作業が一向に進んでいないもどかしさや、何とも言えない悔しさのようなものを感じました。また、現地の方々との交流が大切だと改めて感じました。前回と活動をした場所は違いますが、現地の方々が気さくに話しかけてくださったので、私も話しやすかったです。

*現地に行った際に被災者とのコミュニケーションの取り方や距離感が始めは探り探りだった。しかし、他校のボランティアや先生方との会話を見て、現地二日目には自分から話を伺ったり話していたら一緒に耳を傾けたりすることができた。周りの積極性に引っ張られていい影響をもらうことができた。
今回の活動でボランティア経験者の多くの方がおっしゃっていたのは「ボランティアに参加しただけで終わりにしてはいけない」という言葉だ。現地に行って満足するのではなく、そこで感じたことをどう伝え活かしていくのかがとても重要なことだと学ぶことができた。
*どこか他人ごとのように感じている部分がありましたが、実際に自分の目で見て聞いて現状を正しく把握して、被災者の方々と交流していく中で本当に心から皆さんの力になりたい、少しでも貢献したいと考えるようになりました。
*ボランティア活動をするにも、我々だけでなく現地の方々との調整などがあり、沢山の人たちの努力があって活動が成り立っているということを改めて実感し、表面化していないボランティアの難しさを再認識しました。

*まずは身近な人に今の状況を話して実際に自分の目で見た状況を伝える。一番簡単なことだが一番重要だと思った。被害が大きかったという表面上の話だけでなく具体的に何が復興していて何が変らないのか伝えていく必要があると感じた。
*一番はこの経験や被災地のことをほかの人たち(家族、友達)に伝えて、多くの人にボランティアに参加してもらい復興に少しでも近づけるようにすることだと思っています。
*まだ、力になりたい役に立ちたいと思ってはいるが行動に移せない以前の自分のような人たちがたくさんいると思うので、自分から誘ってみたり状況を伝えたりして、ボランティアの人員を増やしたいと思いました。

★この活動の後、豪雨に見舞われ、この地域も川の氾濫により被災しました。
被災した皆様には心よりお見舞い申し上げます。
今後も学生と相談しながら活動できる時期や内容を見極め、継続して活動していきたいと考えています。
(文責:VSC事務局)