群馬県は隠れた白小豆生産地~援農ボランティア体験企画
2023年11月12日(日)、和菓子の材料として使われる白小豆の収穫を体験する援農ボランティア事業を実施しました。これは、和菓子屋「とらや」様が、和菓子に必要な白小豆のほとんどが実は群馬県で生産されていること、また、高齢化による生産農家減少の課題があることを大学生にも知ってもらいたい、との相談があったことから始まりました。援農ボランティアは、大学生の経験と学びを重視し、労力の提供だけにならないような形で実施しています。生物生産学科に所属するVSC運営委員と協議し、大学の講義や実習では学べない実際の農業の現場に触れる機会であり、実際に関わっている社員の方や農家の方との交流と収穫体験が今後の学習や本人の能動的活動に結びつくと考え、計画しました。
当日、収穫体験の前に、受け入れをしてくれた「とらや」のスタッフの皆様より、会社のこと、白小豆のこと、生産農家との関わり、生産状況などをお聞きしました。白小豆は和菓子での使用がほとんどのため、一般の流通にはのっていない、とのことで、私たちが直売所などで目にすることはほぼありません。そのため、どんな地域で生産されているかなど、白小豆を取りまく話も初めて聞きました。機械による収穫が難しい蔓性であることから、機械収穫のための品種改良にも取り組んでいるそうです。
概要を聞いた後、畑に移動し、早速収穫体験をしました。現地生産農家の方に収穫方法を教わり、作業開始です。根のちょっと上の部分を、鎌を使ってカットし、まとめていきます。ある学生は、鎌を使って収穫するのはとても力とコツが必要だと実感したといっていました。
後半は、刈り取り後、乾燥していた畑に移動し、脱穀作業を行いました。刈り取った時にはさやがあって見えなかった白い小豆の粒ですが、脱穀機に入れると、とりつけられている袋に白小豆がどんどん入っていくのを見ることができます。収穫だけでなく、収穫~脱穀~選別までの流れが体験・見学ができたことは、学生にとってとても良い経験になったようです。
今回、収穫を通じて、白小豆の現状と農業から社会課題に気づくことを目的に、VSC企画として実施をしました。今後、さらに学びたい、課題を解決したいなどの専門分野の学びにつながっていくことを期待しています。
学生の「今回の活動で学んだこと」の回答をご紹介します。
*コミュニケーションのやり取り・自分で考えて動くこと。
*白小豆を栽培する大変さ。少しでも生産者の負担が減るように、品種改良や工夫を重ねていること。
*農業している方がどれほど大変な思いで作業しているのかを学べた。今回の白あずきでは、手作業で行うしかないので、より大変だと感じた。
*まだまだ、手作業で行わないといけないのは農家が減少しているなかで大きな課題だと思った。
*とらや様の白小豆に対するこだわりや、白小豆栽培の現状について。農家さんの苦労や大変さ、農業の現状、人手不足などの課題などを学ぶことができました。
*白小豆の収穫の大変さと今後の品種改良の課題。
*とらやさんの和菓子作りにかける情熱、品質へのこだわりや農家さんの苦労を知ることができました。また、白小豆をどのように育て、収穫しているのかを学ぶことができました。
(文責:VSC事務局)