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子ども教育学科 健大パートナーシップ・プログラム(健大PP)の実施

子ども教育学科 2026.07.15

アカデミックな専門性に基づく高等教育機関への導入教育2026「健大パートナーシップ・プログラム(健大PP)」、「健大広げる未来プロジェクト(健大FP)」の実施

子ども教育学科では、高大連携授業「健大パートナーシップ・プログラム(健大PP)」、「健大広げる未来プロジェクト」として、保育者及び教員の専門性についての理解を深め大学の講義への導入教育とするために、主に保育者・教育者を目指す高校生を対象とした全4回にわたるシリーズ講義を開催しました。
5月29日(金)、6月5日(金)の2日間には、高崎健康福祉大学高崎高等学校の高校生を対象に、健大パートナーシップ・プログラム(健大PP)を開催しました。また、6月14日(日)には県内の高校生を対象に、「健大広げる未来プロジェクト(健大FP)」を2講座開催しました。

健大PP第1日目には、内田祥子先生より講義「子どもの発達と遊び」が開講されました。健大高崎高校より9名の生徒が参加しました。
講義は、「なぜ遊びが大切なのか」をテーマに、遊びが子どもの発達に果たす役割について考える内容でした。講義の中では、鬼ごっこの映像を通して、3歳児は走ること自体を楽しみ、年中児は友達との関わりを楽しみ、年長児は悔しさを乗り越えながらルールを理解していくなど、年齢による発達の違いを学んでいくものでした。参加した生徒にとっては、子どもたちが、遊びを通してルールの理解や感情のコントロール、仲間との協力などの力が育まれることを学ぶ機会となり、遊びを単なる娯楽ではなく発達を支える重要な活動として捉える視点を得ることができました。
参加した生徒からは、「今回の授業を受けて、保育士になりたいという思いが膨らみました。また、子供の遊びの大切さがわかりました。」、「今まで考えたことのない視点から見ることができ、年齢によって遊び方や感情の抑制のしかたなどが変わることに気づくことができました。すごく良い経験になりました。」などの感想をいただきました。

健大PP第2日目には、石原綱成先生より講義「幼児絵画の造形原理」が開講されました。健大高崎高校より9名の生徒が参加しました。
講義は、「子どもの絵の不思議な世界を見てみよう」をテーマに、子ども達が実際に書いた絵を見ながらどのような視点で書かれているのか、どのような発達が見られるのかなどの解説を交えながら、子どもが表現している独特な絵の世界に入り込んでいくところから始まりました。その後、子どもの描いている絵が写実的な視点と抽象的な視点が交じり合っていることを学んだ上で、実際にカブトムシの絵を自分で書いてみることで、子ども達の持つ独特な視点のすごさについても体験的に学ぶことができました。
参加した生徒からは、「子どもたちは色々な視点からものを見ていることを知りました」、「今まで自分も描いていたはずなのにどうやって描いていたのか忘れてしまっていたけど、どうやって小さい子が絵を描いているのか知ることができました」という感想をいただきました。

6月14日(日)に実施された健大PPでは、3名の高校生の参加がありました。当日は1コマ目に角野善司先生より発達心理学の講義「子どもから大人へ」が開講されました。
講義は「大人への移行期としての青年期」をテーマに、青年期の身体的発達の特徴や、心理的・社会的発達の特徴について知ることから始まりました。その後、青年期が長期化していることについてという話題になり、発達加速現象と社会の複雑化という要因がこの長期化を引き起こしていることの解説がなされました。これらの内容を通して、長期間の青年期をどう捉えてどのように過ごしていくことがいいのかについて考えることの大切さを学ぶことができました。
参加した生徒からは、「子どもから大人へ移り変わる時期である今を大切にしたいと思った」、「青年期の子供から大人への複雑な移行期間について、心理的、社会的、身体的の様々な観点から捉えることができたのでよかったです」という感想をいただきました。

続いて、2コマ目に佐々木典彰先生より教育心理学の講義「「ほめる」を考える」が開講されました。
講義は「ほめることの効果やほめることより大事なことを考える」をテーマに、ほめることの効果を実験した研究の紹介やほめることのメリットについて説明がなされました。次に、ほめることのデメリットについて、無理にほめるとほめられた側だけでなく、ほめた側にとってもマイナスな効果が生じていることの解説がなされました。これらの内容を踏まえた上で、単にほめることが良いことと見なしてしまうのはどうなのか、ほめる以外のことも考えていく必要があるのではないかということを学ぶことができました。
参加した生徒からは「心理学は他の研究と違って調べることが難しく、分からないことが多いから奥深いと思った」、「授業を受ける前は褒めて伸ばすことがいちばん良い方法だと認識していたけど、アンダーマイニング効果や褒め方の種類によっては逆効果になるということを知り、工夫が必要なことがよくわかりました」という感想をいただきました。