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マジックボランティア in 能登半島

ボランティア・ 市民活動支援センター 2026.02.16

こんにちは!MAGIC CLUBです。私たちはマジックを練習して、実際に小学校等で披露をする、という活動をしている学生団体です。12月21日(日)~12月22日(月)にMAGIC CLUBから5名が、2024年1月1日に最大震度7の地震が起きた能登半島(穴水町)へ行き、ボランティアとしてマジックショーを行いました。

まず最初に認定NPO法人レスキューストックヤード様が運営する「ボラまち亭」に移動し、スタッフの方からお話を伺いました。能登で地震が起きた際にどのような支援をしたのか、その時にどのような問題点が出てきたのか、実際に私たちが震災に合ったときにどのような動きをすればよいのか等、様々なお話を聞きました。震災が起きた1月1日にレスキューバックヤードさんはすぐに現地と連絡をとり、本部のある名古屋から能登に向けて出発し、翌日の1月2日には穴水町に到着したそうです。その際に、地震が起きた所では道路に落ちたものでタイヤがすぐにパンクするので、タイヤをたくさん準備し、能登に向かったとのこと。現地では当然お店は開いていなくて苦労したというお話でした。
また、地震が起きた後は、トイレが一番の問題で、水道が止まって流れないことで、利用できなくなります。それをふまえて、今後私たちが緊急時に活かせるように、トイレに袋を入れるだけでできる仮設トイレのつくり方を教えていただきました。実際に震災現場で活躍している方のお話だからこそ、とても実践的で、震災を自分ごととしてお話を聞くことができました。

 次に、レスキューストックヤード様の紹介で下唐川地区を訪問しました。この日、公民館で「ふれあい交流会」が開催されているということで、マジックを披露させていただきました。幼児からご高齢の方まで様々な年齢の方に見ていただいて、子どもならではのかわいらしいリアクションもいただき、地域の方々の温かい雰囲気の中でショーを終えることができました。また、ショーが終わった後の地域の方々との交流では、「さっきのマジックのタネ、わからなかった!」「(大道芸について)すごか
った!」といったお言葉をいただきました。また、豪雪地域だからこその避難・復興の難しさを教えていただいたり、おいしい食べ物やそれを食べられるお店についてなど、様々な会話を通して交流を深めました。

 1日目最後に行ったのは、児童養護施設「あすなろ学園」です。施設で生活している小学生から高校生、そして施設の職員さんをお客様としてマジックショーを行いました。
 あすなろ学園に訪問させていただくにあたって、私たちは事前学習を行いました。その際、「施設で暮らす子どもだけでなく、職員さんも震災の被害にあったうちの一人」ということを学び、子どもだけでなく、職員さんにも楽しんでもらえるよう、練習を重ねました。また、実施した日はクリスマス会でもあり、部員がサンタクロースの衣装を着て、明治ホールディングス㈱及び同株主の方に寄贈いただいた
お菓子をセットにしてプレゼントをさせていただきました。マジックショーや部員が扮したサンタクロ
ースのサプライズ登場、お菓子のプレゼント等を施設の方々に笑顔で楽しんでもらうことができました。

 その日はホテルに宿泊し、2日目は「平和こども園」でマジックショーを行いました。準備とショーの間に、保育室で子どもと触れ合い、これから開催するマジックショーを見に来てね、と伝えました。マジックショーでは、0歳児から5歳児までの子どもがいる中で、全員に楽しんでもらえるよう、盛り上げ方や、マジックの内容を工夫しました。とても元気な子どもたちがマジックの不思議な現象に興味をそそられ、タネを探そうとしている姿も見られ、このツアーの最後のマジックショーとして良い終わりを迎えることができました。

 最後に、輪島市の中心部に移動し、地元の高校生が行っている語り部ツアーに参加しました。地震の被害や復興の様子について案内していただいたり、写真を見せていただいたり、地震前の様子と比較しながら教えていただきました。仮設住宅の住み心地や、住んでいるからわかる悩み、地震後に海外からボランティアに見せかけた窃盗団が来ていたこと等、地元の高校生だからこその話を聞くことができました。加えて、郷土工芸品「輪島塗」の見学や、高校生の街を明るくするための活動について等、多くの話を聞くことができました。

 帰りの飛行機の中で、能登の震災から2年が経つが、道の隆起が直っていなかったり、表向き、解体作業が終わっていると言っても、震災後の建物のままになっていたりする現地を思い出しました。さらに高齢化により家には戻らず仮設住宅から出る人が少ないこと、そこに対する支援について等、多くの思い出が蘇ってきました。 宿泊した夜、メンバーで一部屋に集まって一日目の振り返りをしたり、能登の現状についての情報や感想を共有し、復興状況について深く考える機会もありました。
あまりニュースで取り上げられなくなっていますが、実際に能登の様子を見たり、マジックを通して能登の方々と関わったりして、MAGIC CLUBの部員にとってとても貴重で、意味深い経験になったと感じています。

 終わりに、今回のボランティアを私たちMAGIC CLUBに任せてくれ、マジックショーの企画、飛行機やホテルの予約をしていただいた「朝日新聞厚生事業団」の方々、マジックショーをさせていただいた「下唐川地区」「あすなろ学園」「平和こども園」の方々、「ボラまち亭」「輪島の高校生語り部さん」に厚く御礼を申し上げます。
(文責:子ども教育学科3年 MAGIC CLUB代表 武島 颯)