地域で暮らす高齢者とのふれあい体験~メイクアップ・ハンドマッサージボランティア
2024年10月25日(金)、地域の特別養護老人ホームおよびメイクアップサロンの協力により、メイクアップ・ハンドマッサージボランティア事業を実施しました。これは、本学の社会福祉学科での学びを活かしたメイクに関わる仕事に関心を持っている学生がいること、また、コロナ前にゼミ活動として行われていた同様のボランティア活動の再開を望む声があがったことから検討が始まりました。
今回は、大学生の経験と学びを重視した形で実施しました。かつてゼミ活動を行っていた社会福祉学科に所属する教員とVSC運営委員とで協議し、大学の講義や実習では学ぶことができない福祉現場に触れる機会として企画しました。高齢者や施設職員との交流とメイクアップ・ハンドマッサージ体験が、今後の専門的な学習や本人の能動的活動に結びつくと考えました。
事前の講習会として、以前から協力していただいているメナードフェイシャルサロン・シャルアドゥール様(以下、サロン)にお願いして、ハンドマッサージ講習を開催しました。このサロンでは、特別養護老人ホームだけでなくデイサービスや、大学生のための就職活動に役立つメイク講座にも取り組んでいるそうです。講習では、ハンドマッサージの手順やコツ、使用道具などを学びました。ハンドマッサージの手順は、全国のメナード化粧品で実施されている独自の方法で、一般の私たちが手順やコツを学ぶ機会はほとんどありません。スタッフの方々が業務として行っているハンドマッサージがどのように施されているかレクチャーを受けました。高齢者に対して実際にマッサージする施す側として準備が整いました。
この講習の受講後に、協力団体である特別養護老人ホーム希望館で早速メイクアップ・ハンドマッサージボランティアを行いました。施設ではサロンのスタッフの方々の指示を受けて、メイクやハンドマッサージの道具のセッティングの準備を手伝い活動を開始しました。学生は会場のセッティングと後片付けやハンドマッサージを担当して、活動が実習に役立ちそうと話していました。
学生はハンドマッサージ後に高齢者のメイクアップの様子も見学しました。メイクアップをするとメイク前の表情から変化していき、高齢者の自信に満ちた笑顔を見ることができました。
今回の体験では、特別養護老人ホームで暮らす高齢者や職員とのコミュニケーションの楽しさ、面白さを体験するとともに、ホームの高齢者にとって化粧の意識の向上やADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)の向上を学ぶことができました。また、メイクアップの場面だけでなく、準備→メイクアップ・ハンドマッサージボランティア→片付けまでの流れを体験・見学ができたことは、学生にとってとても良い経験になりました。今後、高齢者の暮らしをさらに学びたい、課題を解決したいなどの専門分野の学びにつながっていくことを期待しています。
学生の「今回の活動で学んだこと」をご紹介します。
*メイクによって生き生きとした笑顔を見せる利用者の姿が印象的でした。
*私自身も利用者にハンドマッサージを行い、そのなかで高齢者が美容に対して抱く想いにふれることができました。
*お化粧をする機会が減っているなかで、いつまでも綺麗でいたいという想いやお化粧するときの喜びは変わらないと改めて実感しました。
*こうした活動を定期的に行うことで、ふだんお化粧が難しい高齢者にも生活の楽しみが増え、日常生活に前向きになるきっかけづくりにつながると感じました。
*美容を通じて外見だけでなく内面も輝くことを改めて学び、健康でいるためには美容も重要な要素の一つであると感じました。
(文責:VSC運営委員)

