一年を通じた梨園でのボランティア活動
2019年に本学に農学部生物生産学科が新設され、VSCでは農業に関わるボランティア活動を模索しました。そのなかで、高崎市内の梨園で募集している援農ボランティアに参加する機会を得て、現在は年間数回の体験ボランティア活動を実施しています。ご協力くださっているのは、悴田梨園さんです。
今年度の最後の活動は3月4日(土)に実施しました。季節ごとに異なる作業があり、農作業体験を兼ねて活動をしています。今年度の活動は以下のとおりです。
(1)袋掛けボランティア
6月のはじめに、小さい梨の果実に袋をかける作業を手伝う予定で訪問したところ、前日に雹(ひょう)が降ってしまい、作業のために網を外してもらっていた場所で大きな被害が出てしまいました。葉っぱだけではなく袋掛けの終わった梨まで、一つの区画だけでも大量に落ちていました。せっかく着果した実を片付けなくてはならないというショックな出来事を経験しました。落ちた実を片付けた後で、被害を逃れた場所で少しだけ袋掛けの活動をさせていただきました。
(2)除草作業ボランティア
8月の前期テスト終了後に活動を行いました。この季節は草がどんどん成長します。作業内容は、農園の土手の草刈りとブルーベリー畑の除草作業でした。作業には2日間で20名弱の学生が参加したので、作業がはかどりました。ブルーベリー畑では、除草のおかげで歩きやすくなったので,ブルーベリー狩りのお客さんが楽しめるようになると思います。
(3)収穫ボランティア
梨の収穫は通常、梨の色づきをプロが判断して収穫するのですが,霜が降りる季節の前にはすべての梨を収穫します。この収穫は学生でも可能なので、11月初めに収穫のボランティアを体験させていただきました。収穫作業は楽しいのですが、商品としての梨を傷つけないように、やさしく慎重に作業をしていきます。さらに、作業場では果実についている枝の部分(果梗/かこう)を短くカットし、他の実を傷つけないような処理をしました。これらの梨は追熟して販売するのだそうです。
6月の雹(ひょう)の被害で傷ついてしまった梨も多くあり、学生も被害の影響について実感したようでした。
(4)枝拾い・集め作業
3月初めは、枝の剪定を行う時期です。剪定後に落とした枝を機械に入れて破砕していくそうなのですが、そのためには作業車が入るように枝を集めておき、機械にまとめて投入できるよにするための準備作業が必要です。案内された場所には、辺り一面に剪定して落とした枝が落ちていたので、拾い始めると次から次へと枝が目に入り、どんどん拾いたくなってしまいました。最初はスタッフの方と話をしながら作業をしていましたが、みんな夢中になり始め、最後の方は黙々と作業をしていました。
以上、今年度は4回活動しました。この活動に関心のある学生には年度当初に登録してもらい、その学生を中心に、継続した活動をすることができました。悴田梨園さんは、梨の販売だけでなくカフェを運営するなど6次産業にも力を入れています。学生が楽しみながらさまざまな経験をして、そこから自ら学びを得てもらえることを願っています。
VSCでは、さらにさまざまな専門性を持つ学部の先生と協力をしながら、学生のボランティア活動を推進していきたいと考えています。(文責:VSC事務局)
