【災害復興支援】災害に学ぶ
2021年9月23日(木)、私たち災害復興支援団体「わたりば」は、宮城県丸森町・天神社氏子総代の宍戸克美氏とオンライン交流会を実施しました。宍戸さんとは、一昨年、本学で丸森町へ神社の泥かき支援活動で伺ったときにお会いし、お世話になりました。今回、私たち健大「災害復興支援団体わたりば」の学生と、丸森町でボランティア活動をしている他大学の学生も参加し、zoomを用いて2時間程度の交流をさせていただきました。
ところで皆さんは、丸森町をご存知ですか?丸森町は宮城県の南に位置しており、2011年の東日本大震災や2019年の台風19号で甚大な被害を受けた地域の1つです。「里山」が魅力の1つで、人と自然が一緒に、自然の恵みを受けて暮らしている、まさに自然豊かな場所です。今回は、丸森町で実際に被害を受けた当時の様子や普段私たちが疑問に感じている災害のことについて、お聞きしました。
台風19号の際の写真を見せてもらいました。ある地域では、2階建ての家の1階部分には流木が入ってしまい、屋根も落ちかけ、家も斜めに傾き真っ暗という状況で、2階部分で11人もの人が救助を待っていたそうです。その光景を想像しただけでも身震いがします。また、車の窓の辺りまで浸水している地域もありました。堤防が決壊し越水、家の目の前が川と化してしまう地域もありました。“被災された地域”と一括りで言っても、被害状況は実に様々であることが分かりました。
このような経験をしたからこそ伝えることのできる、災害の教訓を教えてくださいました。まずは災害を理解すること。災害によって受ける被害は異なります。それぞれの災害の特性を理解することで命を守ることができます。次に地理・地質を理解すること。自分の家の周辺には、崩れやすい土地や浸水しやすい場所はありますか?改めて確認しておくことが大切です。最後に気象情報を理解すること。自然が相手なので、いつどこでどのようなことが起きるか分かりません。前もって気象を確認しておくことで被害を未然に防ぐことができます。また、「準備がなくては機能しない」ともおっしゃっていました。モノの面では、被害を受けてから準備するのでは遅く、逃げ遅れる可能性がある。日頃からどこに何があるのか、実際に被災したら何が必要なのかを想像して、備えておくことが大切です。心の面では、常に心構えをしておくことです。災害が少ないと言われている群馬県にも、もしかしたら明日、大きな災害が起こるかもしれません。災害に絶対はない。このことを常に頭に入れておいて欲しいと思います。
最後になりましたが、宍戸さんは、「県外の方だから話すことができる」ということもおっしゃっていました。地元・丸森町の住民のなかには、被害の傷が癒えておらず、メンタルケアを必要としている方々もいらっしゃいます。そのようななかで、具体的なお話をお聞きできるのはとても貴重な経験になりました。そして一刻も早く、現地に行って私たちにできることがあればお手伝いさせていただき、お話しを伺うなどの交流ができたら良いなと、強く感じました。現地に行けるようになるまでに、私たちもさらに多くのことを身につけて行動できるように頑張っていきたいと思います。そして、今回勉強させていただいたことを無駄にしないように生活していきたいと思います。(文責:子ども教育学科1年 吉田 ほのか)