2019.11.07 イベント・入試

2019年度 人間発達学部子ども教育学科公開講座を開催しました

人間発達学部子ども教育学科では,2019年10月26日(土) 13時30分~17時00分に,「子どもの貧困に立ち向かう!2 -切れ目ない支援・隙間のない支援をめざして-」と題した公開講座を実施しました。 第1部では,前城 充氏(沖縄県与那原町政策調整監,前南風原町こども課 課長)と仲本かなえ氏(一般社団法人カナカナ代表)のお2人を講師にお招きして,日本で最も貧困率が高い自治体の1つである沖縄県南風原町における行政と実践現場が連携した支援の実際についてご講演をしていただきました。 前城氏からは,南風原町の拠点型子どもの居場所の整備や若年妊産婦の居場所の展開,保育所や学校に作業療法士を派遣して支援するシステム等,子育て家庭に対する「切れ目ない支援」や,南風原版ネウボラ「南風原町子育て世代包括支援」の仕組みづくりの実際について詳しく状況をお話しいただきました。また,仲本氏からは,南風原町と連携して,子どもの生活や学習支援,食支援,不登校,引きこもりの子どもへの支援,土日祝日,長期休暇への対応など,支援を必要とする子どもや家庭に対して,さらには,若年妊産婦を対象とした支援など,365日の「隙間のない支援」を行う「元気room*カナカナ」の活動の実際を,写真などを用いながら説明をしていただきました。厳しい現実のなかで生活をしている子どもとその家庭の実態や,そのような子どもや家庭に対して,「誰ひとり見捨てない支援」の大切さを学ぶことができました。 第2部のパネルディスカッションでは,群馬県内での貧困対策の実際について,3人の講師の方にご登壇いただき話題提供をしていただきました。 小暮知美氏(群馬県こども未来部子育て・青少年課)からは,群馬県における子どもの貧困対策の取り組みや2016年に実施した実態調査の結果等についてお話しをいただきました。続いて,酒井 清氏(大泉町保健福祉部福祉課 課長)からは, 2016年に実施した大泉町の「子どもの生活・実態調査」の結果から,大泉町の子育て家庭の実情や,調査結果から導き出した4つの施策とその取り組みの状況についてお話しいただきました。さらに,上記施策の効果検証として今年度も実態調査を実施したことが報告されました。最後に,丸茂ひろみ氏(社会福祉法人みどの福祉会)から,社会福祉法人として取り組む子どもの貧困対策としての居場所づくり,学習支援,子ども食堂などの実際についてご紹介していただきました。課題として,行政や学校との連携,支援を必要とする家庭と繋ぐ役割を果たす専門職の不足などが挙げられました。 参加者は学校教員,福祉関係,自治体職員等,子どもの貧困に携わる様々な立場の方60名でした。沖縄の取り組みの実際を知ることから,群馬県内で今後どのような施策,取り組み,システムが必要かなど,課題と方向性について考えることができました。

公開講座の様子

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