2022.08.23 薬学科
夏のオープンキャンパスを開催しました (令和4年 8月)
令和4年8月20日(土)、21日(日)にオープンキャンパスを開催しました。学科説明、入試説明、模擬授業、学生による学生生活紹介に加え、薬剤師体験、卒業生による体験談、個別相談を実施し、多くの方々に参加していただきました。学科紹介や入試説明では、付き添いの方1名という限られた中ではありましたが保護者の方にも話を聞いていただくことができました。
20日には、松岡功教授による「薬効解析学:本当は役に立つ毒の話」と題した模擬授業で、自然界に存在する毒や、昔から使われていた毒の話にはじまり、その「毒」が薬として使用されることについてお話をしていただきました。自律神経に作用する神経物質アセチルコリンとその働きを邪魔するベラドンナアルカロイドについて興味深い話がありました。
21日には、福地守教授による「分子神経科学:アルツハイマー病治療のこれまでとこれから」と題した模擬授業で、アルツハイマー病発見のことや、原因となるアミロイドβタンパク質が体に溜まる仕組みにはじまり、現在使用されているアルツハイマー病治療薬とBDNFに着目した新規薬剤の創薬についてのお話をしていただきました。
模擬授業で、実際に大学で学ぶちょっと難しい内容もある「大学の講義」を体験していただけたと思います。
最後は薬学部の中身をよく知った5, 6年生により、厳しくも楽しい薬学部での学生生活を紹介してもらいました。多くの参加者を前に、登壇していた学生は少し緊張していたようですが、後輩たちに向けてしっかり話してくれました。
また、20日の午後プログラムで開催されました「卒業生に聞いてみよう」では、株式会社クスリのマルエから本学出身の山田一貴氏を7月に引き続き講師としてお迎えし、実際の大学生活や調剤業務をわかりやすくお話していただきました。6年間の大学生活に対して講演終了後も沢山の質問が寄せられ、その1つ1つに丁寧にご回答いただきました。
限られた参加者の方になってしまいましたが、薬剤師体験や施設の見学にご参加いただきありがとうございました。参加者の方々には、検温や手指消毒などの新型コロナ感染症対策でご不便をおかけしましたが、無事に本年度の夏の予定をすべて終えることができました。ご協力いただき、誠にありがとうございました。
本校では来春にもオープンキャンパスを開催する予定です。実際にキャンパスに来て見ていただき、また質問をしていただくことによって大学生活のイメージがわいてくると思います。たくさんの皆様のご参加をお待ちしています。

寺田勝英学部長による学科説明

松岡功教授による模擬授業

福地守教授による模擬授業