2024.08.20 薬学科
夏のオープンキャンパスを開催しました
高崎健康福祉大学薬学部では、令和6年8月17日(土)および18日(日)にオープンキャンパスを開催しました。2日間で約200組もの参加者を迎え入れ、学部長による学科説明、学生による学生生活紹介に加え、模擬授業、薬剤師体験、VR調剤体験、個別相談等を実施しました。
薬学部長、薬学部5年生による健大トークに引き続き、薬学部の教授による模擬授業が行われました。8月17日は、峯野知子教授の模擬授業 『光る化合物:医療の分野における有用性』では、蛍光を発する有機化合物の医療における有用性が高校生にわかりやすく伝えられました。翌日18日に行われた青森達教授による『薬剤師の仕事のロボット化』 と題した模擬授業では、薬剤師の調剤業務における医療事故を防ぐために様々な工夫がなされていること、近年急速に進んでいるロボット化技術により薬剤師業務の効率化や医療の安全性が格段に増していることが実例とともに紹介されました。いずれの授業も未来の薬剤師を目指す高校生にとって、薬剤師と働く将来の自分を想像するのに十分刺激的で、楽しい時間だったことでしょう。
薬学部の独自の企画として、実際に薬剤師の業務の一部を体験していただくために、毎年実施してきた「薬剤師体験」に加え、仮想現実を取り入れた「VR調剤体験」を企画しました。少しでも多くの高校生にリアルな薬剤師業務を体験していただけるように、昨年度まで午前1回のみだった「薬剤師体験」を、午前、午後の1日2回に拡充し、軟膏の調製など実際に薬剤師が院内で行う業務を体験いただきました。また、VR調剤体験では、ゴーグルをつけた高校生が仮想空間で散剤の調製にチャレンジしていただきました。いずれのコースも大人気で開始前にはほぼ定員に達してしまったことから、限られた方のみの参加となってしまいましたが、今後も薬剤師の業務をご理解いただけるように企画を充実させていきたいと存じます。
その他、薬学部内ツアーでは、多くの方々に薬学部内に設置された模擬薬局、実習室、研究室などを見学いただきました。また、個別相談では申し込み登録された方以外にも多くの高校生や保護者様にご参加いただきました。将来を見据えた様々な疑問や質問に向き合った私たちも、参加者の薬学部への強い関心に驚かされ、改めて薬剤師教育の重要性とその責務を実感させられた次第であります。
8月18日開催のオープンキャンパスをもちまして、本年度夏のオープンキャンパスの予定をすべての無事に終えることができました。参加していただきました皆様方には、至らぬ点も多々あったかと存じますが、ご理解とご協力いただきましたことに厚く御礼を申し上げます。
本学では来年3月に春のオープンキャンパスを開催する予定です。実際にキャンパスに来て見ていただき、また質問をしていただくことによって大学生活のイメージが湧いてくるかと思います。教職員一同、多くの皆様方のご参加を心よりお待ちしています。
寺田勝英学部長による学科説明
健大トーク
峯野知子教授による模擬授業
青森達教授による模擬授業
薬剤師体験
VR調剤体験
学部内ツアー