2020.09.01 理学療法学科
客観的臨床能力試験を実施しました
8月21日(金)に理学療法学科4年生36名を対象とした客観的臨床能力試験(Objective Structured Clinical Examination: OSCE)を実施しました。
4年生のOSCEでは、中枢神経疾患および整形外科疾患の模擬患者に対して必要な検査・測定を実施し、その結果から適切な介助、練習を組み立てる課題を試験として課しました。
今年度は感染予防対策が優先であったため、ビデオミーティングにて患者像を理解するために必要な評価、知識を小グループでディスカッションすることから始めました。8月に入り学内での実技練習が始まると、互いの接触や誘導の仕方についてフィードバックしあう、教員のコメントを漏らさずメモに残すなど、短時間の実技練習でしたが集中して取り組んでいる様子でした。
試験では、基本的な臨床技能や安全管理を評価者が客観的に点数化し、模擬患者役には接遇面・用手接触について主観を含めて評価しました。特に、正しいマスクの着用、手指消毒の仕方、面接での立ち位置など、学生が配慮できる感染予防対策についてもチェックし、臨床実習へ臨むことができるのか丁寧に確認しました。
遠隔授業という特殊な状況下で、学生には例年とは違うストレスも多かったであろうと思いますが、例年と同程度の水準で試験は全員クリアすることができました。試験結果に一喜一憂することなく、自己研鑽につなげてもらえることを期待します。