授業・研究紹介④ 村田美和先生(インタビュー)

2020.09.10 子ども教育学科

授業・研究紹介④ 村田美和先生(インタビュー)

 前期授業もおおむね終了し、後期もオンライン中心の授業となる予定です。

 今回もインタビュー形式にて本学講師、村田美和先生の授業や研究内容を紹介したいと思います。

―聞き手:本日はお忙しい中ありがとうございます。早速ですが、5月から実施されたオンライン授業もほぼ終了しましたが、先生の授業はいかがでしたか。また、どのように進められましたか。

―村 田:前期は、オンライン授業となり当初は不安もありましたが、ミーティングソフトを活用して授業を行いました。学生たちはパソコン内に集合し、前半は私が講義をし、後半は学生同士のグループディスカッションに充てました。学生は、人と話す機会が減っていたためか、教室での対面の授業より、活発に討論できているように感じました。学生たちもリラックスして授業に臨めたのでしょう。オンライン授業の可能性を発見できて、驚いています。後期もこの状態が続くようですが、より内容を充実させた授業をやりたいと思っております。

村田先生の研究室
オンライン授業中です

―聞き手:村田先生は特別支援、特に学習障害児の支援を研究されていますが、なぜこの研究分野に進まれたのでしょうか、教えてください。

―村 田:大学生の頃、初めて学習障害という言葉を聞きました。その時、小学校の頃の友人を思い出し、もしかしたらあの子は学習障害だったのかもしれないと考えるようになりました。運動はできるが、読むことや書くことが極端に苦手で、困っている様子でした。もしあの子が学習障害だったとしたら、当時は適切な支援も受けられず、とても辛い日々を送っていたのではないかと考え、胸が痛くなると同時に、学習障害についてもっとよく知りたいと考えるようになりました。

―聞き手:とても興味深いおはなしですね。もう少し詳しくお聞かせください。

―村 田:群馬の大学をへて京都の大学に進学し、東京の大学に勤務しながら本格的に特別支援教育、学習障害の研究に従事しました。そこで、たくさんの支援を必要とする児童・生徒と出会いました。その出会いを重ねていく中で、障がいを訓練で克服するのではなく、ICTなどで苦手な部分を補って、本当にやりたいことを成し遂げていくという方法もあるのだということに気づきました。

―聞き手:まず障害を理解し、各々の個性に合わせた支援を確立させ、最後に寄り添うことも大切なことだと思います。さて、本日は学習障害のある児童・生徒のために便な道具(ICTなど)をお持ち下さいました。使い方や性能を教えてください。

―村 田:まずこれ(写真①)はエコースマートペンです。ライブスクライブといい、録音できるペンです。ペン先に特殊なカメラも付いていて、ノートを取りながら授業とうまくリンクさせることができます。書きながら聞くことが難しい人に向いています。

エコスマートペン(写真①)

 次にこれ(写真②)は滑らない定規です。裏が滑らない素材でできており、だれでも失敗なくまっすぐな線が引けます。

滑らない定規(写真②)

 これ(写真③)はスキャンスナップといい、授業中に配られたプリントを即座に読み取ることができ、さらにプリントの文字を読み取って音声化させる機能が付いています。さらに、読み込んだプリントに文字を入力することができ、そのまま先生に提出することができます。

スキャンスナップ(写真③)

 次にこれ(写真④)はアイトラッカーと言いパソコンのキーボードの上部に設置します。これは人間の視線を感知し、それでカーソルを動かすことができる機械です。いわば、目で動かすマウスで、体の不自由な方にとって便利なものです。

アイトラッカーをPCに設置した様子(写真③)

 最後にこれ(写真⑤)はノイズキャンセリングヘッドフォンです。なんの変哲もないヘッドフォンに見えますが、周りの雑音がカットされ授業中の先生の声がよりクリアに聞こえ、授業に集中できます。

ノイズキャンセリングヘッドフォン(写真⑤)

―聞き手:ありがとうございました。これらは誰にでも便利だと思います。まるでドラえもんの秘密道具のようですね(笑)。 次に先生の担当科目を教えてください。

―村 田:特別支援教育入門、発達障害児教育総論、病弱児の指導、病弱児教育演習、病弱児の心理・生理・病理などです。

―聞き手:先生は実習指導(特別支援)を担当されておりますが、実習に臨む学生に対し、思うことをお聞かせください。

―村 田:特別支援学校での実習は学生たちの意識が変化するよい機会となっています。おおむね実習生はまじめに取り組んでくれています。事前にボランティアに伺い、対象となる子どもの実態の把握につとめるように指導しています。

―聞き手:先生のゼミについてお聞きします。先生のゼミは人気が高く、まじめな論文を仕上げている、というイメージですが・・・

―村 田:卒論は、辛く大変なものだというイメージを持つ学生もいますが、卒業研究は楽しく取り組むものと話しています。3年の後期から卒業研究の準備に入ります。ゼミ生のほとんどはまだ「研究」のイメージができていません。研究論文を読み解いていくのがよいのですが、いきなり高度な論文を読むのは大変ですので、ゼミ生の理解力に応じて研究のイメージを徐々につけてもらっています。発達障害、特別支援教育全般、多様性などに関する研究テーマが多いです。大切なのは自分の知的好奇心に基づいた研究をすることです。

村田先生が薦める書籍

―聞き手:話は変わりますが、本年度も教員採用試験の一次試験が終了し、結果が出始めていますが。今年の状況はいかがでしょう。

―村 田: 今年も各自治体の教員採用試験に多くの学生がチャレンジして、今のところ、順調に良い結果が出ています。1次試験に合格した学生は2次試験に臨んでいますが、祈るような気持ちで応援しています。特に今年はオンラインで対策講座を実施したのですが、受講生全員一人もかけることなく終了しました。教職支援センターや我々教員のバックアップも大切ですが、学生たちの目標に向かって努力する姿には感心しています。

(尚、最終結果は後日このHPでお知らせいたします)

―聞き手:最後に本学を目指す受験生へアドバイスをお願いします。

―村 田:現在、総合型選抜のエントリーが始まっています。令和2年9月1日(火)から9月15日(火)その他に、学校推薦型選抜、一般選抜、共通テスト利用選抜、特別選抜などがありますので、自分に合った入試を見つけて挑戦してほしいです。

―聞き手:本日はありがとうございました。

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