成人看護学方法論Ⅰ-B 術後観察演習を行いました

2022.12.27 看護学科

成人看護学方法論Ⅰ-B 術後観察演習を行いました

 12月16日(金)に看護学科2年生を対象に術後観察演習として主に2つの援助に関する演習を行いました。

 まず、【胸腔ドレーンと腹腔ドレーンを挿入している患者の看護】では、各ドレーンの仕組みや挿入が想定される術式を復習した後、実際にドレーンを固定するためのテープを貼付することや排液バックの取り扱い方、ラインの整理方法について学びました。学生からは、「腹腔ドレーンの挿入中は刺入部の出血、発赤、腫脹、疼痛、浸出液の有無、刺入部周辺に皮下気腫の有無など、十分な観察を行うことが大切である。」「ドレーン刺入部の縫合糸の外れやチューブの固定状況、テープ類による皮膚障害の有無などの観察を行うことが重要である。」「観察だけでなく不安や苦痛、ボディイメージの変化などに対するケアを行うことも重要である。」など、たくさんの学びや感想が寄せられました。

 次に、【深部静脈血栓症(DVT)の予防と支援】では、周手術期に起こりうるDVTの根拠や症状を確認し、予防のための看護について学びました。実際に弾性ストッキングの着脱の支援をしたり、間欠的空気圧迫装置(フットポンプ)を装着しました。学生からは、「DVT予防のケアでは脱水の予防、早期離床、弾性ストッキングの使用などが必要である。」「弾性ストッキング装着時に起こりやすい合併症を観察し、早期発見することが重要である。」など、たくさんの学びや感想が寄せられました。

 これらの学びを、3年次の急性期・回復期実習での看護実践に活かしてくれることを期待しています。

成人看護学Ⅰ

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