2020.07.23 看護学科
成人看護学 授業紹介
成人看護学Ⅰでは、急性期と回復期の看護について学びます。成人看護方法論Ⅰ-Aは、周手術期の看護を中心に2年生に講義を行っています。周手術期看護では、手術を受ける患者さんとその家族の身体的・心理的・社会的特徴を理解し、その特徴をふまえた看護を学びます。また健康状態が急激に変化し生命の危機状態にある人の回復過程とその看護について学びます。6月までオンラインでの講義としておりましたが、7月になり、3密にならないように配慮し1部、学内で講義を始めています。こちらは「低位前方切除術を受ける人の看護」の講義風景です。大腸がんの基本的知識と手術について、そして、看護における支援方法について分かりやすく教授しています。
成人看護学実習Ⅰ(3年生)では、成人看護学方法論Ⅰで学んだ基礎知識をもとに、急性期・回復期にある患者さんへ看護を実践します。事例を通して、手術を受ける患者さんの身体的・心理的・社会的特徴を分析し、手術前および手術後の看護援助方法を考えます。今年度はオンライン実習を行っていましたが、7月になり、週に1日だけ、学内実習を行うことにしました。こちらは学内実習の風景です。学生がグループワークを行い、事例患者さんについてディスカッションしている所です。
専門看護活動論Ⅰ(クリティカルケア)では、生命の危機的状態にある患者さんの特徴を学び、救急医療と救急看護における看護師の活動を通して、専門的な看護の機能と役割を学びます(4年生)。こちらはクリィティカル場面における倫理的課題についてグループワークを行い、グループの代表者が学びの発表を行っている風景です。脳死患者の臓器移植や、延命治療に関する事例に対し、患者・家族・医師・看護師等それぞれの立場から倫理的課題を考えます。患者さん、家族の気持ちに寄り添いながら、倫理原則に基づいた医療者としての考え方を学びます。