2023.05.24 保健医療学研究科
梅原里実先生が看護学専攻担当教員の一員となりました
令和5年度に准教授 梅原里実先生が担当教員として、看護学専攻看護実践開発領域で教鞭をとることとなりました。
梅原先生は、「高齢社会は今や世界的問題であり、高齢大国日本の現状においては社会問題となっております。その解決の一つとして認知症高齢者看護の発展があると思います。ご承知のように認知症高齢者看護の研究は、看護実践評価指標の開発をはじめ様々な非薬物療法の分野等での報告が増えておりますが、看護の現場に浸透するまでには至っていない現状があります。私はこれまで、患者の意思表示を支援し自由な行動を制限しない看護に関する研究や、認知症高齢者の転倒予防に関する研究など、認知症高齢者看護の発展を目指した研究に着手しております。どのテーマも倫理的課題を含む困難な課題ではありますが、高齢者(老年期)看護の発展につながる取り組むべき最優先課題の一つであると思っております。」 と、看護学専攻の指導教員としての研究への抱負を語ってくれました。
最後に、大学院進学を考えている方へ、「看護の経験を積んでいく中で湧いてくる疑問や課題の解決をめざしたい、あるいは高齢者の看護を研究的な視点で捉えなおしたいという思いや、もやもやしている思いのある方は是非いらしてください。」というメッセージを頂きました。
自由な行動を制限しない看護や転倒予防など認知症高齢者看護について、梅原先生と一緒に考え、研究に取り組んでみませんか。

保健医療学研究科看護学専攻 広報部会