2022.08.08 薬学科
「実験と薬剤師体験を通して薬学の世界をみてみよう」を開催しました
公開講座「実験と薬剤師体験を通して薬学の世界をみてみよう」を8月3日(水)に行いました。この講座は薬学を目指す高校生や理系学部に興味を持っている高校生に大学の施設、薬学では何を学ぶのかなどを紹介し、簡単な体験実習を通して薬学や薬剤師の仕事について知ってもらうことを目的として企画しています。なお、本事業は、新型コロナウイルス感染予防対策を講じた上で実施しております。
はじめに寺田勝英 薬学部長の挨拶があり、次に高大連携委員の渡辺准教授が薬学部について紹介を行いました。その後、分子設計化学研究室の山際教授と信田 助教の指導のもと「解熱鎮痛剤を合成してみよう」というテーマで、アセトアミノフェンの合成を行ってもらいました。その後、得られた化合物については、各種物性値の確認や定性反応により合成した化合物がアセトアミノフェンであることを同定してもらいました。
後半は、臨床薬学教育センターの大林 教授、前田 講師、髙橋(恵) 講師、髙橋(雄) 助教の指導のもと「薬剤師の行うフィジカルアセスメント」というテーマで、高機能シミュレータ(人形)を使って、薬剤師の行うフィジカルアセスメントを体験してもらいました。さらに、その結果から医薬品の作用や副作用について考えてもらいました。
薬学部では春休み、夏休みの期間中に、公開講座「高校生のための科学実験講座」も開催しております。この講座は、基礎的な科学実験を通して大学での研究内容や講義の雰囲気を肌で感じてもらい、薬学の魅力を知ってもらうことを目的としています。薬学に限らず理系科目に興味のある人、理系の実験をやってみたい人、大学の施設の中で学生生活を体験してみたい人、奮ってご参加ください。
次回は2023年の春休み期間での実施を予定しております。詳細については「第28回 高校生のための科学実験講座」のパンフレットができ次第、ホームページなどで案内致します。

