2024.09.23 生物生産学科
高大連携パートナーシッププログラム「光る細胞を観察しよう」を実施しました
高大連携パートナーシッププロジェクトを6月13日(木)に開催しました。今回は、生命現象を分子レベルで理解することを目的とし、「光る細胞を観察しよう」というテーマで、基礎生命科学研究室の岡本健吾准教授の指導により実施しました。
初めに講義室でスライドプロジェクターを用いて、生命科学研究で活用されている細胞培養の技術や遺伝子組換えの実験技術についての解説を聴講してもらいました。その後、研究室へ移動し、実体顕微鏡と蛍光顕微鏡を用いて細胞を観察してもらいました。顕微鏡観察によって、ヒトの培養細胞内でクラゲの遺伝子である緑色蛍光タンパク質(GFP)が発現していることを観察しました。さらに導入した遺伝子(GFP融合タンパク質)によって、細胞内での発光している場所が異なることも観察しました。
参加した生徒からは次のようなコメントをいただきました。
・細かい観察ができて興味が湧きました!楽しかったです。
・とても楽しくわかりやすい講座でした。培養液の味が気になりました。
・先生方や先輩の学生の方々が、講座での疑問点などを質問すると親切にわかりやすく説明してくださったのがとてもありがたかった。講座の内容にも非常に興味を惹かれ、もっと生物生産学科ではどのようなことを学べるのかを知りたいと思った。また、技術によって作り出された新たな発見や進歩があるということを知れ、嬉しく感じた。このような貴重な体験をさせていただき誠にありがとうございました。
・講師の先生がとても親しみやすく、いろいろな質問をすることができ、とても充実した1時間でした。また、普段は見ることができないような専門器具を見学することができてとても楽しかったです。光る細胞を実際に見ることができて、すごく感動しました。貴重な授業と体験を受けることができ、本当に嬉しく思います。
今回の講義を通して、参加した高校生たちにとっては生命科学研究への関心を持つきっかけになったと思います。大学教員による専門的な学びを体験することは、大学進学や進路選択を考える上で有意義なことですので、より一層の充実を図っていきたいと考えています。