さまざまなご質問にお答えいたします。
- 保育士か幼稚園教諭になりたいのですが、短大に行くか大学に行くか迷っています。違いを教えてください。
- 障害のある子も一緒に学べるクラスが理想です。教員にはどんな配慮が必要となるのでしょうか?
- 子どもたちとだけでなく保護者とのコミュニケーションが上手にとれる教員になりたいのですが。
- 公立学校の教員採用試験に現役で合格したいのですが。
- 公立の幼稚園教諭、保育士になるにはどのような準備をしなければならないですか?
- ピアノは全く経験ないのですが、大丈夫でしょうか。
- 子どもの心理にも興味があります。人間発達学部子ども教育学科で学ぶことができますか。
- 保育士か幼稚園教諭になりたいのですが、短大に行くか大学に行くか迷っています。違いを教えてください。
- 短大では2年間で学ぶ課程を大学では4 年間で学びます。実際に短大の2年間は忙しく、通常の授業のほか、実習の準備と本実習、就職活動、採用試験の勉強などを並行して行わなければなりません。大学ではこれらを段階的に行い、その間にこれからの新卒者に求められる深い専門性や豊かな人間性、指導者としての実践力を身につけて社会に出ます。また、取得できる幼稚園教諭免許状が、短大では二種ですが、大学では一種となります。
- 障害のある子も一緒に学べるクラスが理想です。教員にはどんな配慮が必要となるのでしょうか?
- 障害のある子もない子も共に学び合える学級づくりは、これからの共生社会を担う子どもたちを育みます。障害のある子を特別視しない対応は大切ですが、障害の特性を理解した特別な配慮も必要です。本学科では、特別支援学校教諭の養成課程がありますので、通常の教育に関する知識や技術だけでなく、障害についての知識と対応を習得できます。通常学級に通うことが多いLD(学習障害)やADHD(注意欠陥/多動性障害)、高機能自閉症についても学びます。
- 子どもたちとだけでなく保護者とのコミュニケーションが上手にとれる教員になりたいのですが。
- 子どもにとって保護者や家庭環境の影響は大きなものです。子どもを知るうえでも、学校での教育の定着を図るうえでも、保護者とコミュニケーションを取ることは大切です。とはいえ、若い教員が年の離れた保護者の心情を理解したり、説得力を持って話をすることは、難しいと感じる場面もあるでしょう。そこで、本学科では保護者対応の専門科目を設けて、さまざまなケースに落ち着いて臨める心構えを養います。
- 公立学校の教員採用試験に現役で合格したいのですが。
- 公立学校教員(小学校、中学校、特別支援学校)として正規採用されるためには、自治体ごとに行われる教員採用試験を受験し、合格しなければなりません。教員採用試験では、教養、専門分野、面接、小論文などにより幅広く力量が問われます。筆記試験は、中学校、高校の教科の内容、大学入学後の各授業の内容が基礎となりますので、日々の取り組みにより準備をしてください。それに合わせて、学科の教職員と教職支援センターとが連携しながら、合格へ向けて様々なサポートを行っていきます。
- 公立の幼稚園教諭、保育士になるにはどのような準備をしなければならないですか?
- 公立の幼稚園教諭や保育所保育士になるには、公務員試験に合格しなければなりません。自分が希望する市町村で募集があるか調べてください。試験内容も異なりますので、こちらも調べなければなりません。一般的に教養と専門分野の試験がありますので大学に入学後、各授業で一生懸命勉強して準備してください。教養は中学校程度の問題になりますので、中学生、高校生の皆さんは学校での授業に頑張って取り組むことも試験対策になります。
- ピアノは全く経験ないのですが、大丈夫でしょうか。
- 将来、保育士・幼稚園教諭・小学校教諭になる皆さんにとって、ピアノは必須の技術です。大学では、ピアノ弾き歌いをはじめ、子どもたちの音楽活動を支えるために必要なピアノ技術を習得します。ピアノ未経験者は、大学入学までに、楽譜を読む練習や、簡単な子どもの歌を両手で弾けるようにしておきましょう。
- 子どもの心理にも興味があります。人間発達学部子ども教育学科で学ぶことができますか。
- 本学科は「心理学科」ではありませんが、心理学を専門とする複数の専任教員が在籍しており、カリキュラムの中で「人間発達論」、「教育心理学」、「子ども家庭支援の心理学」、「知的障害児の心理・生理・病理」、「青年心理学」、「心理検査法」、「こころの健康」などの心理系科目を学ぶことができます。さらに、保育者・教育者は子どもの心理を理解しなければ、保育や教育は困難ですから、そのような心理系科目は非常に重要になっています。