
子ども教育学科 2016年卒業 岩﨑 潤
現在、4年生のクラスを担任しています。素直で元気なよい子たちばかりなのですが、指示を待ってしまう傾向がありました。そこで、なるべく子どもたち同士で話し合う機会を増やし、自分たちで考える習慣をつけるように。その結果、子どもたちの態度に変化が表れ、たとえば教室移動のときに、自発的に整列できるようになりました。このような成長を一つひとつ感じる瞬間が、喜びになっています。
現場に出ると、子どもたちへの関わり方は、一人ひとり異なることを改めて感じます。厳しく言ったほうがよい子、小さなステップを示したほうが進める子など、その子に合った指導法が必ずあるのです。それを見つけるため、試行錯誤を繰り返す毎日です。
個性を活かす指導は、学生時代に児童心理などの講義で身につけたことや、ゼミで特別支援について学んだことが活きています。教師とは、決して何かを一方的に教えるのではなく、子ども本来の可能性を伸ばす仕事だと気づかされました。大学では教育に情熱を持つ仲間や先生にも恵まれ、今の自分の教育観に大きく影響しています。

子どもたちの理解度を確かめながら授業を進めています。