実践的な演習・実習


福祉基礎実習
1年次では、本格的な実習に向けた準備的学習として「福祉基礎実習」を行っています。少人数のゼミ形式で事前学習し、社会福祉分野の機関等への2日~5日間の現場体験を行うことで、福祉を学んでいくためのアイデンティティを醸成していきます。


相談援助実習
社会福祉士や介護福祉士として利用者や家族と共に考え、よりよい解決の方法を求める姿勢を身につけ、援助実践に必要な基礎的援助技術を習得します。具体的には記録を基にチームのコミュニケーションと情報の共有化、社会資源や地域社会への働きかけなど社会福祉に必要な知識や技術の理解を図っていきます。


総合演習
これまでの学習の成果を深めていくために、専門分野における演習を実施し、より専門的な学習、知識の獲得を目的とします。社会福祉従事者として必要な研究の方法や問題解決能力を培い、専門職としての自覚を育てることを目標としています。
主な授業紹介
現代社会と福祉
人口構造の急激な変動の中1950年代に設計された社会制度総体が危機的な状態と指摘される中、財源をめぐる課題から、社会福祉制度そのものも大きく変化しています。そのような中、社会福祉学が追い求めてきたもの、実際の社会福祉現場が展開してきたものなどを踏まえながら、社会福祉全体を見通す中で、今日変化している状況を学びます。
児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
現代社会において、少子化や児童虐待など児童福祉を取り巻く問題が注目され、関連する法律が改正されています。このような状況において、その基礎となる児童福祉の理念を踏まえて、児童福祉に関わる機関・施設などについてその概要を把握します。
カウンセリング論
心理的援助の基本となるカウンセリングの歴史、理論、方法についての理解を深め、カウンセラーとしてクライアントにどのように向き合っていくかを考えていきます。
精神保健福祉に関する制度とサービスI・II
精神障害者の理解のために障害者福祉の基本施策を学びます。社会における精神障害者支援の概念、人権上の問題点を踏まえて、精神保健福祉士として支援ができるようになることを目指します。
福祉レクリエーション論
社会福祉実践のなかでのレクリエーションは、利用者の喜びや生きがいと深く結び付いたものです。その意味で、利用者の生活の質の向上に欠かせないものといえます。福祉レクリエーション論では、社会福祉・医療・保健分野でのレクリエーション・サービスの意義、歴史、実践、課題、そしてレクリエーション援助者としての福祉レクリエーション・ワーカーの役割などを体系的に学びます。
こころとからだのしくみI・II
福祉及び介護の対象となる利用者を理解するために、こころとからだの両面から状態を把握し、その状態がどのような要因から引き起こされているのか、その根拠となる知識について学びます。人間のこころとからだは、相互に作用し合い、意欲や行動などに影響を及ぼすことを理解します。