保健医療学部 理学療法学科 卒業生の活躍

患者さんの声に耳を傾け

自身の成長を実感しながら専門性を高めていきます

患者さんの声に耳を傾け

自身の成長を実感しながら

専門性を高めていきます

公立藤岡総合病院
診療支援部 リハビリテーション室 / 理学療法士
齊藤 翔太(2018年3月卒業)

回復期病棟に勤務し、患者さんにリハビリテーションを提供しています。主に担当しているのは4〜5人で、退院後の生活を見据え、身体の状態に合わせながら、生活に必要な動作ができるよう機能回復に努めています。また病棟の転倒転落予防チームにも所属し、こちらは理学療法士だけの活動ではなく病棟看護師と連携しながら、病室の環境設定や患者さんの安静度などを確認し、転倒転落の予防措置を行っています。自分ではまだまだだと感じていますが、最近は患者さんやご家族から「ありがとう」と声をかけていただくことも増えてきました。こちらのアプローチに対する患者さんの感じ方は十人十色ですから、コミュニケーションを取る上ではしっかり相手を観察して、声に耳を傾け、共感し、性格や考え方を踏まえながら話すことが何より大切です。また退院後の姿を想定して、そこに向けたプロセスの組み立てが以前よりできるようになってきたのも実感しています。ご家族の意向や退院後に使用するサービスの検討など、常にいろいろなことを考えなければならない仕事で難しさはありますが、その分やりがいも大きく感じています。現在、高崎健康福祉大学の大学院にも通っているので、これからは疾患や治療についての勉強も重ねて専門性を高め、活動範囲を広げていくつもりです。

身体機能だけでなく、病態など疾患に関わる知識と経験をさらに積み上げ、患者さんの機能回復につなげたいです。

患者さんとの向き合い方を

教えてくれた先生の言葉

東京医科大学
茨城医療センター
理学療法士
早川 友美(2020年3月卒業)

病気発症直後や手術直後の急性期の患者さんに加え、脳神経内科や脳神経外科のリハビリテーションを担当しています。重症者が多く、余裕がなくなる時もありますが、そんな時に思い出すのが、「理学療法の半分は優しさだよ」という先生の言葉。リハビリを進めたい気持ちが先行しそうになる中で、患者さんとじっくり向き合うことの大切さを意識させてくれる、理学療法士としての軸をつくってくれた言葉です。

少人数の学習環境で育まれた

コミュニケーション力を活かして

医療法人高徳会
上牧温泉病院
理学療法士
松嶋 未空(2022年3月卒業)

人体に関する知識やリハビリテーションの技術に加えて、働く中で感じるのはコミュニケーション能力の重要性です。少人数で学生同士や先生との距離が近い理学療法学科ならではの環境や、色々な人とペアを組んで演習に取り組んだ経験が、いまでは患者さんの問診などに活きています。患者さんが抱える痛みや悩みを丁寧に聞き取り、限られた診療時間の中でも、改善を図れるよう努めていきたいです。

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