健康福祉学研究科 医療福祉情報学専攻

医療福祉情報学専攻

健康・医療・福祉の知識と高度な情報技術を併せ持ち、地域の医療機関・福祉施設における情報管理者や医療福祉関連企業の上級技術者として活躍できる実践力のある人材を育成します。

専攻長:長澤 亨 教授〔工学士〕

専攻 課程 学位
医療福祉情報学 修士課程 修士(医療福祉情報学)

担当教員と教育研究分野

教育研究分野 担当教員 主な研究内容
医療情報学 東福寺幾夫 教授(研究科長) 遠隔医療およびデジタルパソロジーに関する研究
医療情報学 長澤亨 教授(専攻長) 機械学習による乳腺超音波画像診断支援の開発
健診におけるメンタルヘルスデータの多変量解析
機械学習による多チャンネル脳波データのイメージング
医療・健康情報学 松尾仁司 教授 健康データ利活用に関する研究
医療・健康情報システムに関する研究
情報セキュリティに関する研究
医療経済学 町田修三 教授 医療制度と医療改革に関する研究
医療政策の国際比較
臨床医学
病態生理学
坂本輝彦 教授 ウェアラブル端末を用いた様々な病態の生理学的メカニズムの解明
医療福祉工学 鈴木亮二 教授 地域包括ケアシステムに資するICTによる服薬支援と見守りに関する研究
遠隔医療と生活支援工学に関する研究
ウェブ情報学
データベース
石川雅弘 教授 ウェブマイニングに関する研究
情報検索及び自然言語処理に関する研究
医療・健康情報学 光山訓 教授 医用画像処理・パターン認識に関する研究
医療・健康データの分析に関する研究
医療経営・管理学
医療経済学
木村憲洋 教授 医療関連ビジネスの開発に関する研究
病院経営に関する研究
病院における管理職と経営に関する研究
神経科学
神経生理学
小澤瀞司 教授 中枢神経系シナプスにおける情報伝達機構に関する研究
医用生体工学 髙橋大志 准教授 生体計測技術を応用した各種疾病に対する危険度予測
技術の開発に関する研究

教育方針

ディプロマポリシー(DP)

修士課程
  1. 健康・医療・保健福祉に関する幅広い知識と医療情報学に関する専門的知識・技能を身につけている。
  2. 高度な情報処理技術を修得し、それを健康・医療・保健福祉分野の諸問題の解決に適用するための実践的能力を身につけている。
  3. 健康・医療・保健福祉の情報化に関わる課題について研究を行い、その成果を適切に取りまとめて発表する能力を身につけている。
  4. 健康・医療・保健福祉分野の専門職としての使命感と倫理観をもつ。

【学位論文審査基準】

 【修士論文の審査基準】

  1. 修士学位論文は、医療福祉情報学・保健福祉学・食品栄養学領域における独自の研究結果と考察を含んだ自著の論文とする。論文は上記の研究領域における研究能力や高度な専門性を必要とする職務を担うための優れた能力を証明するものでなければならない。
  2. 修士論文の評価は以下の項目について行う。
  3. (1)新規性
  4.    従来の研究にはない新たな知見が含まれていること。
  5. (2)課題設定の適切性
  6.    専攻分野の研究の現状と先行研究を踏まえ、研究の背景、位置づけ、目的が適切に述べられていること。
  7. (3)研究方法の妥当性
  8.    研究方法、調査・実験方法が妥当なものであり、その内容が具体的に示されていること。
  9. (4)内容の適切性
  10.    論文を構成する本文、図、表、引用、文献リストが十分かつ適切に整備されていること。
  11. (5)論旨の一貫性
  12.    問題提起から結論に至るまでの記述が明確で、首尾一貫した論理性を持つこと。
  13. (6)倫理性
  14.    学術研究が従うべき規範が守られていること。

カリキュラム・ポリシー(CP)

修士課程
  1. 健康・医療・福祉分野で活躍するための幅広い学識と医療情報学の基礎を習得するために必修科目を置き、「医療福祉系科目」と「情報系科目」を設置する。
  2. 高度な専門性を持った情報技術を健康・医療・福祉分野に適用するのに必要な知識・技術を修得するための選択科目を置き、「医療福祉系科目」と「情報系科目」を設置する。
  3. 健康と福祉を統合して問題解決にあたる能力を養うために、専攻の枠を超えて、選択科目として他専攻の開講科目も履修可能とし、4単位までを本専攻の選択科目として認定する。
  4. 指導教員の下で受ける研究指導を「特別研究」として設置し、修士論文の作成を課す。

職業実践力育成プログラム(BP)

医療分野の急速な情報化により、医療データの大規模データベース化が進んでいます。病院ではこれらの膨大なデータ(ビッグデータ)を分析し、病院経営の効率化や医療の質の向上を目指す動きが活発化しています。このような状況に鑑み、今般、医療福祉情報学専攻の修士課程を、この分野での職業実践力を養うプログラムとして再編成いたしました。
具体的には、医療情報学特論、病院経営特論等により、病院経営や医療情報の基本的知識を修得するとともに、医療情報学特論演習、健康情報学特論演習、医療情報システム構築特論演習等においてグループ討議や実地調査により、医療情報や医療統計に関する知識や技術を修得します。さらに、ワークショップによる討議などを行うことにより、医療情報システムや医療統計の能力を修得します。そして、30単位以上の取得、修士論文の提出・審査により修士(医療福祉情報学)の学位を授与します。

ご挨拶

この度、健康福祉学研究科医療福祉情報学専攻の修士課程が「職業実践力育成プログラム」(BP)に認定されました。病院の経営者、管理者、事務職員の方々が本プログラムにより専門的な情報技術を修得し、職場において活かされることを期待します。

医療福祉情報学専攻長  長澤 亨

入試概要

名称 修業年限 入学定員 学位
医療福祉情報学専攻 2年 3名 修士(医療福祉情報学)

アドミッション・ポリシー(AP)

医療福祉情報学専攻修士課程

本課程では、健康・医療・福祉に関する該博な知識と高度な情報技術を併せ持ち、地域の医療機関・福祉施設や医療福祉関連企業において、健康・医療・福祉分野の情報化を推進することのできる専門的職業人、および保健医療と福祉に関わる情報学の教育・研究者を養成することを目指しています。したがって、本課程では、情報技術に関する基礎的知識と技能を持つとともに、地域社会の健康・医療・福祉への情報技術の活用に強い関心を持っている学生、または社会人の入学を期待しています。

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