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令和3年(2021年)6月29日、大泉町と高崎健康福祉大学は、健康・福祉・医療・教育・農業の推進、子どもの健全育成、学術・文化・芸術・スポーツの振興、さらには国際交流や多文化協働の促進など、幅広い分野における包括連携協定を締結しました。
この協定に基づき、本学では各教員がそれぞれの専門性を活かし、とりわけ健康・福祉・教育および多文化共生の分野を中心に、大泉町との連携を積極的に推進し、大泉町の発展と人材育成に資する多様な活動や研究を進めています。
現在取り組んでいる主な活動・研究は【教育支援】と【健康・保健支援】です。
【教育支援】
生活・学習支援事業、「子どもの生活・実態調査」の実施
子ども教育学科の岡本拡子教授・松田幸子准教授を中心に、2016年度から大泉町に在住する生活困窮家庭、ひとり親家庭、外国人家庭の児童生徒を対象に、生活習慣や学習習慣の定着および安心して過ごせる居場所づくりを目的とした無償の生活・学習支援を行っています。
また、大泉町が2024年度に実施した「子どもの生活・実態調査」には、子ども教育学科岡本拡子教授および佐々木典彰教授が参加し、調査の実施・分析、および報告書の作成を行いました。
【健康・保健支援】
子どもたちのヘルスケアを考える多文化共生事業
(We are with you)
外国人が人口の約20%を超える外国人集住率の高い大泉町で、特に比率の多いブラジル人の子どもたちが通うジェンテミウダ校において、2016年度より外国人学校の子どもたちの健康の維持や疾患の早期発見を目的とした健康診断と、子どもたちおよび保護者や学校関係者に対して健康教育の場としての保健講座(健康レクリエーション大会)を年1回ずつ開催しています。
本事業のもう一つの目的として、本学学生がボランティアで参加することにより、多文化共生社会で活躍できる人材を育成することも目指しています。