2018.06.20

第4回災害復興スタディツアーを実施しました

6月2日(土)~3日(日)にかけて、4回目となる東日本大震災の被災地で学ぶ「災害復興スタディツアー」を実施しました。これは、実際に被災地を見学し、話を聞くことによって、(1)当時の甚大な被害について知ること、(2)被災者の現実とその復興について改めて見つめ、被災地域で関係者が取り組んだ実践を自分におきかえて考えること、(3)今後起きるかもしれない災害を想定しながら自分にできる地域貢献は何かを考えること、を目的として実施されています。

今回、6学科の計26名の学生と、教職員5名が参加し、東日本大震災の被災地である石巻市・仙台市・亘理町の方々からさまざまなお話を伺うことができました。

<見学内容>

1:石巻赤十字病院における講話・施設見学

今回の講話では、普段の災害の備えについての説明と、それをふまえて東日本大震災が起き、レベル3の体制で対応をしたという話、マニュアルにはない諸問題への対応、被災者でもある職員への支援についてなど、お話しいただきました。

講話の中で記録動画を観ました。災害が起きた際に全体の動きがわかるよう、動画を取り、記録に残す役割の職員もいるそうで、それをまとめた動画(初動の記録)でした。

その後、新しくできた屋上のヘリポート、地下の免震構造の見学を行いました。

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2:南浜メモリアルツアー

公社)みらいサポート石巻様による、石巻市でも海に近い、津波を被ってしまった南浜地域を歩きながら震災のことを考えるツアーに参加しました。最初に「南浜つなぐ館」でこの地域の震災前のジオラマを見学。震災前はたくさんの家があったということと、現在は全くない状態です。そして、この南浜町地域は、居住ができない地域に指定され、国営の公園(石巻南浜津波復興祈念公園)になるということで、造園工事がスタートしていました。日和山に近い場所はかさ上げされ、新しく住宅(復興住宅)が建てられ、新しい町に変わってきていました。この地域で震災時に起こったことの解説や震災前の写真等をみながら、この地域に想いを馳せました。

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3:まねきショップオーナーさんからのお話

元民生児童委員で、現在、町づくりの中心となってがんばっていらっしゃる本間様よりお話を伺いました。地震が起きた時のこと、その後の避難についてなど、この場所で起きたことを知ることができました。

写真の後ろは復興公営住宅です。2018スタツア写真6

 

4:石巻市社会福祉協議会職員による講話

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「石巻市におけるコミュニティ・ソーシャルワーク」と題し、他職種連携をからめながらお話していだきました。地域住民を理解するには、その地域(小地域)の歴史を知ることが第一歩、住民が主体的になって動くウラで、専門職が必要になる、平穏な今、やっておくべきことについて(備えあれば憂いなし)など、実践を踏まえた分かりやすいお話を伺うことができました。

 

5:震災遺構:仙台市立荒浜小学校見学

震災当時の様子が分かるような展示のほかに防災のための周辺整備の説明などもありました。

震災遺構について、この地域でも「残すか、壊すか」という論議はあったそうですが、遺構として残った後、荒浜に住んでいた方々は、学校があるとなじみの人と一時的に集まれる場所にもなる、震災前を思い出しながら語れる、というメリットを感じていただいているとのことでした。

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6:亘理町語り部「ワッタリ」による語り

語り部さんに話を伺いながら、亘理町荒浜地域をめぐりました。

バスの中で、震災前まで「亘理町には津波は来ない」という言い伝えがあり、逃げなかった方がいたというお話や、小学校の屋上に子どもたちを避難させた時に津波が見えないようにしたなど、当時を知ることができるお話をいただきました。

昨年との違いは、慰霊塔が移築され、新しく道路がつくられていました。公園が完成し、公園の隣にはサッカー場の造成がされるとのことで工事中でした。海の近くにシンボルのように立つ「わたり鳥の海温泉」は4月1日より宿泊ができるようになったとのことでした。

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<振り返り>

2日目の朝、1日目の見学先等から感じたふりかえりを、すべての見学を終えて帰りのバスの中で、このツアーの振り返りを行いました。1日目の振り返りでは、グループに分かれて感じたことをまとめましたが、たくさんの意見が出て、まとめの発表は移動中に実施するほどでした。

盛りだくさんなツアーですので、学生も書きたいことがたくさんあったと思います。まとめまできちんとやりたかったという意見もあり、どのくらいの時間をとってまとめをするのがいいのか検討する必要があると感じました。

バスの中でのふりかえりでは、「備えあれば憂いなし」や「マニュアルを作って普段から災害が起きた時のための準備をすることが大切」など、現地の方が語ってくれた内容や言葉をきちんと心に留めていることが分かる感想が出て、学びにつながったツアーになったと感じました。

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