2019.06.06

ドイツでソーシャルワーク

本学はドイツのフランクフルト応用科学大学と学術提携があり、毎年相互交流を行っています。その繋がりで1年次開講科目「福祉基礎演習」特別講座①は、現在フランクフルト大学病院で精神科医療ソーシャルワーカーとして勤務されている三嶋晶子さんをお招きしご講演いただきました。

 イントロは「ドイツあれこれ」。在独20年の三嶋さんから終戦後からつながる現代の暮らしぶり、文化、食べ物など、写真を交えてご紹介いただきました。後半は、勤務先である大学附属病院、精神科ソーシャルワーカーの業務内容、課題、仕事の醍醐味などを伺いました。国際都市フランクフルトは、さまざまな言語や文化背景をもつ患者が救急搬送されること、患者の至急退院をめぐる病院内での葛藤など、リアルで、興味深いエピソードを多く伺うことができました。ジェスチャーあり、歌ありのライブな講義に、聴講生、教職員ともにぐぐっと惹きこまれました。

 講演終了後、聴講生からは「エンパワーメントの真意をうかがい知ることができた」「ソーシャルワークの奥深さに共感した」「フランクフルトに行ってみたい」など多くの前向きなフィードバックが寄せられました。

 ドイツと日本は、戦後の経済復興過程に類似点があり、現代社会の福祉的課題にも共通点があります。エルバーフェルト制度、介護保険制度など、日本はドイツの経験を基に制度を組み立てた経緯もあります。二か国の経験をとおして、これからのソーシャルワークのありかたを展望する契機になるよう期待したいです。

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