
獨協医科大学日光医療センター勤務

鈴木 浩章
平成18年 健康福祉学部
医療福祉情報学科卒業
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聞き手 在学生:4年 斎藤 貴昭 |
医療事務管理士
医療の世界を、情報サイドから
バックアップする専門家を目指しています。
斎藤さん(以下、斎藤)医療事務管理士として病院に勤めているとのことですが、在学中に力をいれていたことはありますか?
鈴木さん(以下、鈴木)医療業界では、情報の適切な管理や業務の効率化を図るために、IT化が加速的に進んでいます。そんな業界の事情を先生方からよくうかがっていたので、専門科目の積極的な履修はもちろん、分からないことは個人的に教授に話を聞いたり、専門誌に目を通したりして、情報処理や医療の現状についてなるべく把握するようにつとめていましたね。また資格がものをいう職種なので、資格取得にも積極的にチャレンジしていました。
斎藤現在、どんなお仕事を担当されているんですか?また、業務の中で「ここに気をつけている」ということがあったら教えてください。
鈴木現在は、医療事務員として外来患者様の受付業務を担当しています。気をつけていることは、伝票の処理を正確に実行することなど本当に基本的なことです。もちろん、患者さんとのコミュニケーションも大切ですよ。特に高齢の方に接する時には、少し大きめの声で滑舌よく応対するように心がけています。勤め始めたころに、伺ったことをよく聞き取れないままに間違った病棟をご案内してしまったことがあって、患者さんに迷惑をかけてしまったことがありました。分からないことは、うやむやにしないで、一つひとつ確認することがとても大切ですね。
斎藤就職活動に関して、なにかアドバイスがあったら教えてください。
鈴木私は、周りの人よりも就職活動を始めた時期が遅く、すでにエントリーが締め切られていた企業もありました。当時は遅れを取り戻そうという焦りもあって、広範囲の業種にエントリーの手続きや説明会等に積極的に参加しましたが良い結果を得ることができませんでした。そこで、まずは自分の中にある今後の展望や職業についてのビジョンを固めました。考えていることを明確に伝えることができる言葉を自分の中で整理しておくことで、希望する職場にもその想いがしっかりと伝わるのだと思います。あと、やっぱり早めに動き出しましょうね。
斎藤在学中に得たことや、現在、職場で大切にしていることを聞かせてもらえますか
鈴木どんなことでも腹を割って話せる友人や、専門分野に精通した先生方と知り合えたのは、僕にとって宝だと思います。卒業した現在でも、会って社会の厳しさを共感しあえる友人がいたり、気軽に仕事の相談をできる先生がいたりすることは、今の僕を大きく支えてくれているものです。職場では、どんな時でも、どんな相手でも、「自分から挨拶。」これを大事にしていますね。挨拶は人の間にあるものをつむぐ、コミュニケーションの基本です。情報という分野のプロフェッショナルを目指す者として。欠かしてはいけないことだと思っています。
医療法人 高柳会 赤城病院 勤務

桒原 香奈
平成17年度 健康福祉学部
保健福祉学科卒業
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聞き手 在学生:4年 土屋 孝衣 |
精神保健福祉士
一人ひとりの患者さんの力になれる、頼れる
ソーシャルワーカーを目指しています
土屋さん(以下、土屋)桒原さんは、精神保健福祉士としてご活躍されていると聞きましたが、毎日どんな仕事をしているんですか?
桒原さん(以下、桒原)精神障害の治療を行っている患者さんの生活全般にまつわる相談にのったり、退院後の生活を見据えた技能訓練のサポートなど、精神分野の専門職として、医師や看護師と連携しながら患者さんと、その家族を支える仕事です。具体的な内容は本当にさまざまで、コレとコレをやっていますというようには言えないのです。参考までに今週は、SST(ソーシャルスキルトレーニング)という技能訓練をしたり、入院患者さんの退院支援、外来患者さんの家族からの電話相談、他院からの転院依頼に関する仕事を行いました。
土屋就職活動はいつ頃はじめましたか?また、国家試験の勉強と就職活動を並行して行ったと思うのですが、やはり大変でしたか?
桒原就職活動は、だいたい4年の9月あたりからかな。実習と試験勉強に集中しすぎてしまい、遅いスタートになってしまいました。キャリアサポートセンターにきていた求人をピックアップして、いくつか考えたのですが、最終的に決めた現在の職場は、先生に紹介された病院でした。国家試験対策は、試験対策授業が始まった4年のはじめからですね。私は社会福祉士の資格も取得したので、この頃は、大学では授業を含めて4時間、家に帰ってきてから6時間くらい勉強していました。たくさん勉強していたなぁ、と思いますが、この時期はいくら勉強しても焦りや不安がありましたね。でも「今はこういう時期なんだ!」と自分に言い聞かせ、集中が途切れないようにしていました。思えば、この時鍛えられた辛抱強さも、現在、仕事の役に立っているかもしれませんね。
土屋今の仕事の中でも大変なことはたくさんありますか?
桒原そうですね。まだ3年目ですから、分からないことだらけですよ。患者さんに対して、どう対応するべきか悩むことは多々あります。生半可な知識で患者さんと接することは危険ですから、分からない時は、本で調べたり先輩や同僚に相談したりして、一つひとつ解決策を見つけ出していくようにしています。
土屋やりがいを感じることや、努力している部分を教えてもらえますか?
桒原やはり患者さんと関わっていく中で、徐々に打ち解けてもらえるのは嬉しいことですね。その中でも努力というか大切にしていることは、チームで連携して行動する際に、医師や看護師と十分にコミュニケーションを取り合うことです。自分では適切だと考えることが、立場が変わると違うこともありますから、しっかりと話し合い、チームとして患者さんにとって最善の方針を探るように努めています。
医療法人社団 日高会 日高病院 勤務

佐藤 美穂
平成17年度 健康福祉学部
健康栄養学科卒業
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聞き手 在学生:4年 樋口 康平 |
管理栄養士
食事を通して、
一人ひとりの患者さんと向き合っています
樋口さん(以下、樋口)佐藤さんはなぜ病院を就職先に選んだのですか?
佐藤さん(以下、佐藤)私自身が昔、体を壊していた時期があって、治療していく中で「病気を治すのは、薬だけじゃないんだ」ということを知り、病気と食事の関係に興味を持ったんですね。そんなことを経て、以前から病院で仕事がしたいという気持ちがありました。
樋口今はどんな仕事をしていますか?
佐藤現在は、献立の作成のほか、一人ひとりの症状にあわせた栄養指導などの業務をしています。病院での仕事のいいところは、自分のしたことが自分の目が届く範囲で行われるというところですね。担当の患者さんの状態が良くなっていくのは、私たちにとっても嬉しいものです。
樋口なにか失敗しちゃったことはありますか?
佐藤入りたての頃、患者さんからクレームをもらってしまったことがあったのですが、ちょっと内容に納得できない部分があったので、少し反論してしまったことがあったんですね。当然その患者さんはちょっとムッとされてしまって。その場は先輩がフォローしてくれたのですが、後で「正しいことを伝えれば良いという訳ではなく、まず患者さんの気持ちを汲み取ることが一番ですよ」、とアドバイスされました。たしかにその時は、つい誤解を解くのに急ぎすぎてましたね。その後は先輩の言葉を胸に、気をつけるようになりました。
樋口私も管理栄養士として働くことを目指していて、これから就職活動を始めるところなのですが、なにか気をつけるべきことはありますか?
佐藤そうですね、当たり前のことなんですけれども、キチンと調べて、ちゃんと働きたいと思った職場を受けると良いと思いますよ。焦ってあまり興味のないところにいったところで、楽しく働くことはできないし、長続きしませんからね。はじめが肝心だと思います。
あと大学のキャリアサポートセンターは、本当にどんなささいなことでも優しく教えてくれるので、頼りになりましたよ。分からないことがあったら、気後れせずに行くと良いと思います。
樋口大学在学中に、勉強以外にしておくべきことはありますか?
佐藤人間性を広げるためには、専門的な知識だけじゃダメだと思うので、勉強と同じくらい遊ぶことも大事だと思いますよ。特にこの仕事は、人と上手にコミュニケーションできることが不可欠ですからね。さっきの失敗談の時に出てきた、フォローをしてくれた先輩は、気難しい患者さんともすぐに仲良くなってしまうんです。やっぱり人間性って大事なんだなぁ、といつも感心させられてしまうすごい先輩です。
社会福祉法人 恩賜財団済生会支部 群馬県済生会前橋病院 勤務

高橋 沙織
平成18年度 短期大学部
看護学科卒業
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聞き手 在学生:3年 栗原 知己 |
看護師
患者さんはもちろん、その家族の皆さんまで癒せる
看護師を目指しています
栗原さん(以下、栗原)私が2年生だった頃、実習で看護の現場を見学した時、現場で働く皆さんの仕事ぶりに圧倒されてしまいました。高橋さんは実際に働きはじめてどうですか?
高橋さん(以下、高橋)想像通りといえばまさにその通りで、なにしろ忙しいですね。大勢の患者さんの状態を同時に把握して、どうすれば効率的に動けるかをいつも考えて動くようにしています。あと効率を求める中でも、「安全」と、患者さんの気持ちを考えた「心配り」も忘れちゃいけませんね。
栗原働きはじめた頃に、何か失敗してしまったこととかありますか?
高橋担当の患者さんが、ちょっと目を離したスキに転んでしまったことがありました。もともと足下の弱い方だったので、より注意が必要だったのですが、ついふつうの患者さんと同じように対応してしまって。幸いケガは無かったのですが、「一人ひとりの状態を常に意識していなければいけないな」と自分を戒める出来事でした。
栗原患者さんを支える、責任のある仕事ですもんね。なんだか緊張しちゃいます。
高橋やっぱり学生の時と大きく変わったのは、責任感をしっかり持たなければいけないという意識だと思う。患者さんに対してはもちろんのこと、自分の体調管理もキチンとしなければいけないし。休みの日に思い切りリフレッシュするように心がけることも、大切なことの一つです。
栗原大学で学んだことの中で、特に「これは役にたった!」というものがあれば。
高橋基礎看護技術の授業ですね。働き始めると、担当の科の専門的なことに追われる毎日なんです。だから基礎的なことを改めて学ぶ機会は無いと思っていた方がいいかも。その点で、基礎を学生のうちにしっかり学んでいたことは、役にたっています。むしろ身に付けておかないとマズいかもしれません。また、実習は体力的にも精神的にも大変だろうけど、どれも気を抜かずにしっかり受けると良いと思います。頭だけで知っていたことを現場で確認する貴重なきっかけだし、あの時の経験は間違いなく今の基礎になっていると感じます。予習をしていくことも大事ですね。理解力が全然違いますから。
栗原最後に看護師として働く中で、大事にしていることを教えてください。
高橋患者さんの気持ちを考えて行動すること。あと、患者さんのご家族の不安な気持ちもしっかりと汲み取っていくことが大切だと思っています。看護師はどうしても仕事中心の生活になってしまう職業なのですが、患者さんの笑顔や元気になっていく姿に喜びを感じられる人にとっては、とてもやりがいのある仕事だと思いますよ。
社会福祉法人 吉栄会 杉の子保育園 勤務

熊川 亮介
平成18年度 短期大学部
児童福祉学科卒業
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聞き手 在学生:2年 富岡 あゆみ |
保育士
子どもの成長を見守る時間の中で、
自分も保育士として成長していきたいですね
富岡さん(以下、富岡)熊川さんはどうして幼稚園ではなく、保育園を職場に選んだんですか?
熊川さん(以下、熊川)僕の中で、幼稚園は教育の場だという意識があって、一方で保育園は家庭保育の延長のような印象がありました。また自分の中に、子どもとありのままの生活の中で触れあいたいっていうのがあったんです。これは実習やボランティアで現場の経験を積んでいく中で、次第に自分の傾向を感じられるようになりました。だから僕に向いているのは保育園かな、と。
富岡長い時間、子どもたちと一緒に生活するのは大変ですか? 子ども同士のもめごともありますよね?
熊川もめごとは日々あるけど、日に日に変わっていく子どもたちと一緒に過ごすのは楽しいんです。気をつけなきゃいけないのは、どんな時も頭ごなしに否定しないことかな。上手に場をなごませるには、日ごろから子どもたちの横の関係を観察して、頭に入れておくことも大切ですね。
富岡男性だということで、女性の保育士と違うことはありますか?
熊川まぁ、当然女性より力がありますから、力仕事は真っ先に頼りにされます。それは適材適所ということで。あと、リズムに合わせてジャンプをするお遊戯をしている時に、どうやら他の女性の先生より、とても高く飛んでいたみたいでね。子どもたちが、「すごーい!」「熊せんせいみたいになりたい!」と羨望の眼差しで僕を見ていて、図らずとも盛り上がってしまいましたね。男だからかどうかは分からないけど、盛り上げ役として体を張っているという部分はあります。
富岡今の職場はどうやって知ったんですか?就職活動はやはり大変でしたか?
熊川僕は結果的に学外実習先が職場になりました。実習先に就職というケースも少なくはないと思いますから、実習先選びも大事ということですね。もちろん実習先に直接就職出来なくても、あるいは自分と合わない所だったとしても、それは就職に向けた一つの経験に裏付けされた大切な情報を、現場で得たってことで、ひとつの成長と考えればいいと思います。
富岡今、「アレは役に立っているなぁ」と感じる、授業ってありますか?
熊川実習や模擬保育といった実践的な授業は、とても役に立っていますね。最近、急に引きつけを起こした子どもがいたんです。正直慌てたけれど、その反面、授業で教わった通り適切な対応を冷静にこなせる自分がいて。体で学ぶということはやはり大事ですね。でも、時代によって子どもの成長の仕方も変わるし、重視して考えなければいけない部分も変わってくる。現場に出てからも、毎日が学びの場だと思って、必要なことを身につけていこうとする気持ちは不可欠だと思っています。












